2011年2月12日土曜日

Beethoven: Complete String Quartet, Quintets & Fragments (Endellion String Quartet)

そういえば、お気に入りの弦楽四重奏のアルバムを紹介します、と言ったままになってました。ぼちぼち書いてみることにします。

まず、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲から始めましょう。

実は私、ベートーヴェンという作曲家があまり得意ではありません。彼の音楽は、なんか、いろんなものに逆らいながら乗り越えながら流れていくような、そういう印象を受けることが多いです。私はこう言うのを聴くと、気持ちが疲れてしまうんですよね。だから、いい曲だということは分かっていつつ、手を伸ばすのが億劫になる。そういう類の音楽です。弦楽四重奏曲も例外ではありません。弦楽四重奏の名曲ということは重々分かっているのだけど、あまりに堂々としすぎていて、気が重くなってしまいます。そんなわけで、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全集を揃えるときも、なるべく清楚な感じのするコンパクトな演奏を選びました。フェルメール弦楽四重奏団のものです。でも、これも結構お蔵入り状態です。

Beethoven:Cpte String Quartets
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Beethoven: Complete String Quartets - Vermeer Quartet

そんなときに出てきたのが、今回ご紹介したいエンデリオン四重奏団(Endellion String Quartet)によるベートーヴェン弦楽四重奏曲・弦楽五重奏曲全集です。これも渡辺和さんのブログで知ったものですが、iTunes Storeで試聴して、これは!と思い、購入しました。期待通り、いや、期待以上のアルバムでした。

Comeplete String Quartets / Quintets & Fragments

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Beethoven: Complete String Quartets, Quintets & Fragments - Endellion String Quartet

今までベートーヴェンの弦楽四重奏曲に感じていた、音の重さが一切ないんです。極めて澄み切った、軽やかな音が流れ続けます。特に初期の作品18なんかは、ハイドンやモーツァルトの曲だと言っても信じてしまいそうです。ロマン派の出発点ではなく、古典派の延長として位置づけられる音楽になっています。

最も、この音の清澄さは解釈や演奏技術の問題だけではないようです。渡辺和さんのブログにもある通り、イギリスの音楽学者Jonathan Del Marによる改訂版を使っているのですね。というか、エンデリオン四重奏団と共同作業を行った成果ということで、これが録音という形で初めて世に出てきたアルバムになります。改訂の骨子は例えばこのへんの記事が参考になりそうです(英語ですが)。

ベートーヴェンの音楽は力強くなくては、と考える方には合わないかなあ、と思いますが、一方、私みたいにベートーヴェンの重さが辛かった方には、文句なくお薦めできます。それに、下世話な話ですが、とにかく安いんですよ。CDだと7,000円弱(弦楽五重奏曲も全部入ってですよ!)、iTunes Storeのダウンロード販売だとなんと2,600円です。正直、こんなにいい演奏がこんな金額で本当にいいの? と思ってしまいます。

2011年2月10日木曜日

New York Philharmonicのデジタルアーカイブ

Twitter経由で知ったネタです。

New York Philharmonicといえば、もちろん名門オーケストラとして名の通った団体です。最初のコンサートが1842年だったそうです。150年以上も歴史があるんですね。

さて、最近この団体がデジタルアーカイブを始めました。Leon Levy Digital Collectionsと言います。演奏団体が活動してますと、いろいろなモノがたまってきます。演奏会のプログラム、公式発表などの文書、写真、音源、映像、そして楽譜。このデジタルアーカイブは、New York Philharmonicが所蔵するこういったモノを、インターネット上で閲覧できるようにしたものです。現在のところは1943年から1970年のみが公開されています。また、音源や映像はサンプルのみの公開となっています。

それじゃあ今のところあまり面白いものはないのか、と思えてきますが、大物がひとつ出ています。バーンスタイン(Leonard Bernstein)が使っていたマーラーの交響曲第9番の総譜です。もちろんバーンスタインの書き込み入りです。バーンスタインがNew York Philharmonicの音楽監督に就任したのが1955年だそうで、ちょうどデジタルアーカイブの公開期間と重なっています。それでアーカイブに出してきたんでしょうね。

私は指揮の素養がないので、なんとなく眺める程度でしかないのですが、そもそも指揮者がどういう書き込みをして勉強しているか、ということは普段知る機会がほとんどないわけで、そういう意味で興味が湧いてきます。指揮の素養がある方なら、いろんな視点で眺めることができるんでしょうね。

しかも、題材がバーンスタインのマーラー9番。かつて、彼がイスラエルフィルを率いて大阪フェスティバルホールでやった曲。とにかくすごい演奏でした。あんな演奏を生で聴けたのは本当に幸運だったなあ。ぐぐってみたら1985年ですか。大学1年の時だったのか。…えーと、個人の思い出に入ってしまいましたね。演奏スタイルに賛否両論あると思いますが、いずれにせよ凄い題材である、と言いたかったわけです。

利用アカウントの登録等は不要ですので、興味のある方は是非どうぞ。

Facebookで「合唱の部屋」ファンページを始めました

3ヶ月ぶりくらいの投稿になりますでしょうか。本業も忙しい、自宅でも子育てに忙しい、となると、なかなか投稿する余裕ができませんね。もし近況を知りたい、なんていう奇特な方がいらっしゃるなら、Twitterをフォローしていただけると幸いです。

さておき。最近なんとなくFacebookが話題にのぼる機会が増えました。私も以前からアカウントは持っていたものの放置状態だったんですが、最近、積極的に使ってみています。で、せっかくですので、「合唱の部屋」のファンページを作ってみました。今のところ、このブログや合唱関連ブックマークの更新情報、最近聴いたり買ったりしたアルバムの紹介などを流しています。たまたま、とある合唱団がFacebookのファンページを作った、というブログを見かけたんで、それもリンクで流しました。

Facebookに登録されている方ならどなたでも「いいね!」できますし、登録されていない方でも閲覧できるそうです。興味のある方は覗いてみていただけると幸いです。

ところで、では私のFacebookアカウントはどうやねん、ということなのですが、今のところ、本当に面識のある方のみ友達とするポリシーで運用しています。(以前に友達とさせていただいた方は例外もあるんですが、まあそれはそれ…。)インターネットでは知り合い、という方から友達リクエストを頂いたこともあって、そのときはずいぶん迷ったんですが、Twitterという開かれた場と区別して使いたいので、ポリシーのほうを優先させました。すいません。Twitterやファンページの方をご覧いただければ幸いです。