2010年8月31日火曜日

Sveriges Radioストリーミングのアドレスが変更されました

このブログでしょっちゅう出てくる Sveriges Radio ですが、スウェーデン放送の運営するインターネットラジオです。P1からP4まで4つのチャンネルが用意されているのですが、クラシックファン注目のチャンネルはなんといっても P2。スウェーデン国内のライブ演奏が頻繁に流れるという、北欧音楽や合唱のファンにとってはなんともありがたい放送です。音質がいい、というのもポイントが高いところです。

WebブラウザでP2のページを開くだけで放送は聞けるわけですが、やっぱりこういう貴重な放送は録音したくなるわけで、そうすると、ストリーミングのURLを直接開いてごにょごにょ(ってなんやねん)することになるわけです。

前置きが長くなりました。今年の7月から、Sveriges RadioのストリーミングのURLが大幅に変わりました。詳しくは下記のページをどうぞ。スウェーデン語で書かれてますが、技術用語が多いので、知識をある程度お持ちの方ならカンで読めると思います。


ただし、最初の方に要注意の話が書かれています。こんな感じ:
Dessutom har vi fortfarande direktlänkar i Windows media (32 kbps och 96 kbps), men efter sommaren 2010 kommer vi inte längre att kunna erbjuda det formatet.
さすがにこれはカンでは読めない…というわけで、翻訳サイトで英語に訳してみたのがこれ。たまにスウェーデン語が残っているのはご愛嬌ということで。
Moreover have we still direktlänkar in Windows media 32 kbps and 96 kbps ), but behind in the summer of 2010 am arriving wes nots längre that kunna offer the format.
要するに、これまで提供されてきたWindows Mediaでのストリーミング配信は、2010年の夏以降提供しないよ、と言っているように思われます。

というわけで、直接ストリーミングのURLを利用している場合は、新しいMP3/AACによる聴取に切り替える必要があるようです。単にURLが変わるだけではなく、配信フォーマットも変わりますから、パソコン上の受信ソフトも調整する(場合によっては置き換える)必要がありそうです。

私は Mac なので、試行錯誤の末、QuickTime Player で AAC 96kbps M3U を受信する方法に変更して、快調に聞けるようになりました。私の環境では 192kbps では音切れが激しく、使い物になりませんでした。ビットレートが高すぎるのかな…。なお、ページにある通り、iTunes や VLC player でもうまく受信できました。

実は、7月頃から、音切れが激しくて、全然まともに聞けなかったのですよ。で、一念発起して、いろいろ調べて調整したわけです。あー、これでようやく快適(?)インターネットラジオ生活に戻れる…

2010年8月30日月曜日

mahler150.com

今年はマーラー生誕150周年ということで、あちこちでマーラーの企画が行われています。私が日頃チェックしているSveriges Radio P2でも、マーラーの交響曲全曲放送が行われてました。

さて、今回取り上げたいのはDeutsche Grammophon(DG)のマーラー企画です。その名も mahler150.com。わざわざこのために独自ドメインをとっているあたり、なかなか戦略的です。この辺りは、DGがUniversal Musicの傘下にあることも影響しているかもしれません。

mahler150.comの目玉企画は "Dream Mahler" です。DGと、同じくUniversal Musicの傘下にあるクラシックレーベルDeccaの2レーベルからこれまで発売されたマーラーの交響曲のアルバムから、自分だけのマーラー交響曲全集 My Dream Mahler を作って公開できるよ、というものです。さらに、My Dream Mahler を全部集計して、得票数の最も多いアルバムを集めてオリジナルのマーラー全集 Mahler - The People's Edition を販売しますよ、という企画も行われています。まあ、SNSっぽいところを狙った企画ですね。

ちなみに、この記事を書いている段階ではどの辺が1位になっているかというと、例えば、第2番「復活」が Zubin Mehta 指揮のウィーン・フィル盤(1975年)、第8番が Georg Solti 指揮のシカゴ交響楽団(1972年)、といった具合です。

それにしても、この企画、どうなんでしょうね。企画の性格上仕方ないとはいえ、DGとDeccaに制限されている辺りですでにムムムですし、ソーシャルネットワーク的に作った全集をCDで売るという辺りもねえ…得票数が多かったからという理由だけで聞きたいと思うかなあ…私だったら、人の意見は関係なく、自分の好きな演奏を聴きたい、と考えるに違いない、と思うんですよねえ。大体、いまどき、CD?

というわけで、ドメイン名の割には期待外れ感の漂うお話でありました。この記事を書き始めた時は面白そうに思えたんですけどね…

2010年8月8日日曜日

「楽譜のコピー方法」について思ったこと

長谷部雅彦さんが、自身のブログで楽譜のコピーについておもしろいエントリを書いておられました。

楽譜のコピー方法: アルス・ポエティカ~音と言葉を縫いつける

コピーはいかん、とか言う話ではなくて、やむを得ずコピー譜を配布する場合にどのようにコピーをするか、という話です。コピー譜のレイアウト方法、と言えば分かりやすいでしょうか。

概ね同感なのですが、見開きの組み合わせ方については意見が違うようです。長谷部さんのブログからちょっと引用してみましょう。
例えば、4ページある楽譜をコピーして渡すとき、皆さんはどうしますか?
まあ、ほとんどの人は、1、2ページを見開きに、3、4ページを見開きにして、紙を2枚配ると思います。
ちなみに私は、4、1ページを見開きに、その裏に2、3ページを見開きに両面コピーして、紙1枚にして配ります。別にエコってわけじゃなくて、楽譜をもらった人にしてみれば、譜めくりも自然だし、製本もせずに済むし、そちらのほうが便利だと思うからです。
私がこの楽譜を配られたとして、便利と思うかは場合によるような気がします。コピー譜をそのまま使い続けるなら、ありがたいと思うでしょう。でも、これが市販楽譜のコピーで、いずれ原本に切り替えるとするなら、最初から原本に合わせた見開きにしてほしいです。要するに、練習を続けていく過程で、見開きの状態が変わるのが嫌なのです。

指揮者の岩城宏之氏の著書に「楽譜の風景」というものがあります。学生時代に夢中になって読んだ本の一つなのですが、この中に、どうやって暗譜するか、という話があります。これも一部引用してみましょう。
一番大事で安全な方法は、目で覚えることだ。目の中にフォトコピーさせれば、いつも目の前の空間に楽譜が現れているのだから、確実である。
これ、まさに自分もやっていた方法でした。まさに楽譜を風景として覚えてしまう、というわけです。岩城氏は、この後、「春の祭典」の楽譜の版が新しくなって見開きの具合が変わってしまい、手持ちの古い版が使えなくなったらもう「春の祭典」は暗譜では振れない、と続けています。

先のコピー譜の話に戻りますと、岩城氏の話ほど深刻な状況にはならないでしょうが、それでも、見開きの状態、楽譜の風景の記憶、歌うときの体の使い方、譜をめくるという手の動作、これらはすべて連動しているわけで、見開きが変わった段階で、もう一度これらの連動を作り直さなければならなくなります。それなら、最初から原本の見開きに合わせたコピー譜をもらったほうが、多少取扱が不便であっても、私としては楽である、ということになります。

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2010年8月5日木曜日

BBC Proms 2010の注目プログラム

ブログの更新が滞っていると、全てにおいて更新が滞っているわけで…気がつくと、BBC Proms 2010も始まってました(ひえー)。今年は7月16日から9月11日までです。もう半分近く終わってしまったことになりますね…

というわけで、遅ればせながら、個人的注目プログラムをご紹介します。幸いなことに、全部これから放送されます。

まず8月17日の22:15から(現地時間)、David Hil指揮のBBC Singersがペルト(Arvo Pärt)のヨハネ受難曲全曲を演奏します。ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)から。BBC Singersがペルトを演奏するのは珍しいんじゃないかなあ。私はあまり記憶にありません。

8月23日の13:00から(現地時間)は、Stile Antico登場です。イギリスチューダー王朝・エリザベス王朝の宗教曲を取り上げるプログラムです。Stile Anticoというだけで期待大。一番お勧めのプログラムです。Cadogan Hallにて。

9月4日の15:00から(現地時間)、再びDavid Hill指揮のBBC Singersが登場します。この日のプログラムはイギリスの作曲家オムニバスみたいな感じで、John TavernerからGabriel Jacksonあたりまで、ルネッサンスから現代まで取り混ぜたプログラムです。Cadogan Hallにて。

期間の最終盤、9月10日の19:30から(現地時間)は、John Eliot Gardiner指揮のEnglish Baroque Soloists, Monteverdi Choirが登場します。大御所、満を持して登場、と言った感じですか? 取り上げる曲も大御所らしく(?)、モンテヴェルディのVerspers(聖母マリアの夕べの祈り)全曲です。個人的にはあまりガーディナーが好きじゃないので期待半分なのですけど、人によっては期待大のプログラムだと思います。

こんなもんでしょうか。基本的にBBC Promsはオーケストラのコンサートがほとんどで、合唱は少なめです。私の好きな弦楽四重奏も一団体だけで、もう終わってしまってます…そんなわけで、チェックがおろそかになりがちなのでした。

上に書いたのは全部現地時間です。現在サマータイム期間中ですので、日本時間との時差は +8時間ですかね。お間違えなきよう。私も早く録音の設定をしておかないと…

2010年8月3日火曜日

ウィテッカーのVirtual Choir第3弾、近々始動

やっと前期が終了して、投稿をしようか、という余裕が出てきました。本職は大学の教員なので、こういうサイクルになるんです。

手始めということで、この辺の話題から。

New Virtual Choir Project Coming Soon – Blog – Eric Whitacre

ウィテッカーのVirtual Choir第2弾は、自分の観測範囲内ではかなりの反響があったように思います。そんなところに、ウィテッカーが自身のブログにこんな記事を投稿しました。

「Virtual Choirの第3弾始めるよ。曲は9月23日に発表する。指揮の映像もこの日に公開する。もう一つ、ビッグニュースを流すから期待しといてね」

こんな感じですか?ビッグニュースって何かなあ。とりあえず期待というところでしょうか。何か動きがあれば、このブログでもフォローしたいと思います。