見ていただくと分かる通り、単に五線を引くだけではなく、ト音記号やヘ音記号など、楽譜を書くときに必要な記号まで埋め込んだ上で作成できてしまいます。合唱に関していえば、ト音記号1段とヘ音記号1段を組み合わせたアカペラ楽譜なら作成できます。大きさもいろいろ調整できます。4声の楽譜や伴奏付きの楽譜には対応していないようですが、ニーズに合えば使えそうですね。
「合唱の部屋」(chorusroom.org)管理人の国島丈生が、合唱の話題を中心に、クラシック音楽全般について書き綴っています。ダウンロード販売など、インターネットとクラシック音楽が関わる話を中心にしています。
2009年1月27日火曜日
白紙の楽譜を作れるオンラインサービス
英語サイトなのですが、便利そうなので、ご紹介します。白紙の楽譜をWebブラウザ上で作成し、印刷できてしまうサービスがあるそうです。
http://www.blanksheetmusic.net/
2009年1月16日金曜日
The Tallis ScholarsのTessa Bonnerが死去

Gimell Records - Tessa Bonner RIP
とりあえず速報です。The Tallis Scholarsのソプラノをずっと担当していたTessa Bonnerがガンで亡くなったそうです。享年57歳。
The Tallis Scholarsを聞き始めたのは今から20年ほど前、大学生の頃でした。その頃からソプラノ2名とベース1名がすごいなあと思っていました。そのうちの1名がTessa Bonnerだったわけです。The Tallis Scholarsのサウンドを決めていた一人だったと思います。
57歳なんて、まだまだ歌える年齢ですよ。本当に残念です。
追記(01/17):リンクしたGimell Recordsからの公式発表によれば、2008年1月に口腔ガンと診断され、治療の結果、5月にステージに復帰しました。しかし、11月27日にコンサート(これが彼女の最後のステージになりました)を終えた翌日に入院し、新たなガンが見つかりました。"totally cancer" とありますので、全身に広がっていたと思われます。おそらく助からないと判断されたのでしょう。そのあと自宅に戻り、家族とともに過ごし、2008年12月31日に静かに亡くなったとのことです。
Labels:
タリス・スコラーズ
2009年1月6日火曜日
日本の合唱曲、本格的にiTunes Storeに出現
ようやく日本の合唱曲がiTunes Storeに登場し始めました。これまでも出ていなかったわけではないのですが、今度は本格的です。多くの日本の合唱CDを販売しているフォンテックがiTunes Storeに出品し始めたのです。
私も全貌は把握できていないのですが、以下のものは発見しました。リンクはフォンテックのオンラインストアカタログに張ってあります。
- 三善晃女声合唱作品集 街路灯

- 水のいのち 高田三郎合唱作品集

- 邪宗門秘曲 木下牧子

- 懐かしいアメリカの歌 東京混声合唱団愛唱曲集

- 寺島尚彦混声合唱作品集「火龍」「花のながれのなかに」

- Tir na nOg ティル ナ ノグ 鈴木輝昭合唱作品集

- 平吉毅州合唱作品集「レモン哀歌」「海は見てきた」

- 平吉毅州混声合唱作品集 ひとつの朝

- さとうきび畑の想い出 寺島尚彦合唱作品集

- 青島広志合唱作品集1 本家マザー・グースのうた

- 青島広志合唱作品集2 星からとどいた歌

- 青島広志合唱作品集3 戻ってきた歌 編曲による日本の愛唱歌

- 木下牧子混声合唱作品集 ティオの夜の旅

- 髙田三郎女声合唱作品集 水のいのち

フォンテックのカタログと見比べると、現在販売しているCDをまんべんなく出品しているようなので、今後さらに増えることが期待できます。フォンテックはNHK全国合唱音楽コンクールのCDも出していますので、この辺が出品されると強力ですね。
いずれもDRMなし、1曲あたり150円になっています。これも嬉しいところです。アルバム1枚だと1,500円もしくは1,800円ということで、ちょっと高めのものもあるのですが、まあ許容範囲かなと個人的には思います。
とりあえず私は、鈴木輝昭のアルバムと「ティオの夜の旅」を買いました。鈴木輝昭は出雲一中の演奏ですから、文句なしです。「ティオ」はCDも持ってるんですが、指揮をされてる鈴木成夫先生…というかシゲさんは個人的に親しくさせていただいているので、ご祝儀ということです。はい。
ともあれ、これをきっかけに日本の合唱曲が多く出品されてくれるといいなあ、と思います。素人考えですけど、ダウンロード販売だと、不良在庫を抱えるということはなく、基本的には廃盤にする必要がなくなると思うので。
2009年1月3日土曜日
合唱の部屋、新企画スタート
久々に合唱の部屋の新企画の話題です。題して "classical music database for copying and pasting"。個人的には「コピペ時代のクラシック音楽データベース」と読んでます(^^;)。
なんなのかというと、単にクラシック音楽の原題を書き並べただけのページです。ただし「コピペ時代の」とあるように、コピー&ペーストして利用しやすいように私なりの工夫をしています。現時点でいちばんまともな例を見てください。
組曲を構成する曲の書き方を、あえて「7 Chansons: 1. La blanche neige」というように、組曲名を頭につけているわけです。え、これだけ?そう、これだけです。
iPodで音楽を聴くようになって、音楽ライブラリの管理の仕方がCD単位から曲単位に変わりました。これ、すごい変化だと思うのです。CDだったら、ジャケットを見たら曲の情報はたいてい全部分かりました。ところが今は、それぞれの曲ファイルに曲そのものの情報を全部埋め込んでおかないと、使い物になりません。iPodで聴くときもなんの曲がかかっているか分かりません。iTunesで曲を検索したりプレイリストを作ったりするときもそうです。この辺の、曲への情報の埋め込み方は自分の本業とも非常に関連しているところなので、日頃から考えていることですし、いずれ稿を改めて書いてみたいと思っています。
いまや、インターネットで検索したら曲の情報なんていくらでも出てきますから、そこからコピー&ペーストしたら、曲に情報を埋め込むのは難しくありません。でも、コピー&ペーストの作業って、結構かったるくありませんか? "7 Chansons" をコピー&ペーストして、その後ろにマウスカーソルを合わせて ': ' をタイピングして、さらに"1. La blanche neige"をコピー&ペースト…めんどいですし、頻繁にやってると腱鞘炎になりそうです。でも、これをまじめにやっておかないと、iPodで聴くときも、iTunesで検索するときも困るし…
で、こんなめんどくさいコピペ作業は一回で済ませるようにしたい!というニーズからまとめ始めたページです。
先にも書いた通り、曲の情報なんていまやいくらでも手に入りますから、それぞれの曲についての解説を書く気はありません。そもそもそこまで博識ではありませんし。また、日本語訳を書き添える気も(今のところ)ありません…というか自分の言語力では無理です。実はロシア語だけ扱いを悩んでるんですけど(キリル文字は全然読めない!)。
そんなわけで、極めて個人的な自分のニーズから始めた企画なので、中身もなかなか充実しないと思いますが、まあそれでも必要な方は使っていただけると幸いです。
classical music database for copying and pasting (http://cpdb.chorusroom.org/)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団120周年の太っ腹企画
昨年の今頃はiTunes Storeでクラシック全集大安売り祭りが起こって大騒ぎだったのに、今年は何事も起こらないなあ、がっかり…と思っていたら、今年は全然別のところですごい企画をやっていることを知りました。鎌倉スイス日記から知った情報です。
オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(The Royal Concertgebouw Orchestra, Koninklijk Concertgebouworkest, RCO)は世界屈指のオーケストラとして有名です。2008年のGramophon Top 20 Orchestra in the Worldの1位になってますよね(関連記事)。昨年の10月で創立120周年を迎えたようなのですが、それを記念して、彼らによる有名交響曲のライブ録音10編を無料でダウンロードできるようになっています(特集ページ)。RCO、オランダ国営放送のクラシック専門チャンネルRadio4、AVROというオランダの放送局の共同企画のようです。
ダウンロードできる演奏のラインアップは以下の通りです。どれも、クラシック音楽ファンなら一度くらいは聞いたことのあるような有名曲ばかりです。
- シューベルト:交響曲第8番「未完成」(Nikolaus Hanoncourt指揮、1997年)
- ベートーヴェン:交響曲第2番(Mariss Jansons指揮、2004年)
- メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(Kirill Kondrashin指揮、1979年)
- フランク:交響曲(Mariss Jansons指揮、2004年)
- マーラー:交響曲第1番(Leonard Bernstein指揮、1987年)
- ドヴォルザーク:交響曲第8番(Carlo Maria Giulini指揮、1990年)
- サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付」(Myung Whun Chung指揮、2005年)
- シベリウス:交響曲第2番(Mariss Jansons指揮、2005年)
- ブルックナー:交響曲第8番(Bernard Heitink指揮、2005年)
- ブラームス:交響曲第2番(Mariss Jansons指揮、2004年)
早速全曲ダウンロードしました。いずれもMP3形式、ビットレートは320kbpsです。ダウンロードにはユーザ登録が必要です。RCOのメールマガジンへの登録になっているのではないかと思われるのですが、詳細は不明です。
ダウンロードしてみて気がついた点としては、次のようなことがあります。
- どれも1曲が1つのMP3ファイルになっており、楽章単位にはなっていない
- あらかじめ埋め込まれているMP3タグはほとんど情報なし
- CDジャケットがPDFで配布されている。印刷して切り取るとCDプラケースにはめ込めるようになっている模様。CD-Rに焼いたら、ジャケット・裏ジャケットつきのCDができてしまう
なんとなく、記念CDをインターネット経由で配布しているというスタンスですね。iPodで聴くのを前提とするなら、MP3タグの編集は必須でしょう。さらに、曲をよくわかっている人なら波形エディタで楽章単位に切り分けたほうが幸せになれそうです。私はFissionで全部切り分けてしまいました。
企画の性格から考えて期間限定と思われますので、興味のある方はお早めにどうぞ。特集ページはすべて英語で用意されていますので、英語がある程度読める方ならほとんど迷うことはないと思います。
2009年1月1日木曜日
Auld Lang Syne - YouTube
ChoralNetのブログからです。"Happy New Year"というタイトルなのに、張り付けられている動画を再生したら Auld Lang Syne…というより、日本人的には「蛍の光」ですね…なわけですよ。なんで?
YouTubeのページに付けられている解説を見て納得しました。
"Auld Lang Syne" is a song by Robert Burns (1759--1796). It is one of the better-known songs in English-speaking countries, and it is often sung at the stroke of midnight on New Year's Day.
Auld Lang Syne は英語圏では元旦の0時きっかりによく歌われる、とあります。へー、そうだったのか、という感じです。
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