2009年10月12日月曜日

Nコン2009中学の部を聞いて

今年は、NHK全国学校音楽コンクールの中学の部を全部生放送で聴くことができました。例年この日は関西合唱コンクールの出番とぶつかっていて聴けないのですが、今年は子育て真っ最中でほとんど休団状態なので、コンクールには出演しなかったのでした。


結果はすでに公式ページに出ていますが、以下の通りでした。
  • 金賞:郡山市立郡山第二中学校
  • 銀賞:熊本大学教育学部附属中学校
  • 銅賞:札幌市立真栄中学校、福島市立福島第一中学校
私の予想は、郡山第二が一位、熊本大附属と福島第一が次のグループ、という感じでした。なかなかいい線をいっていましたね。合唱経験者の妻も一緒に聴いていたのですが、郡山第二の1位は妻も同意見でした。

郡山第二は、他校に比べ、アンサンブルの目盛りの細かさが飛び抜けていました。課題曲もそうですし、自由曲のプーランクのSalve Reginaもそうです。アンサンブルの精度に関してだけ言えば、Salve Reginaをここまで歌える団は一般でもそうはないと思います。1歳の娘も、このSalve Reginaだけ、手をぱんぱんさせながら、テレビかぶり付きで見ていました。うーん、我が子ながら、マニアックだ^^;

熊本大附属と福島第一も、自由曲は郡山第二と同レベルでした。熊本大附属の高嶋みどり「白鳥」はテナーが中学生とは思えない出来でしたし、福島第一は、あの三善晃の「ドングリのコマ」をほぼ完璧に歌い切っていました。正直、ここの「ドングリのコマ」は驚きました。ただ、どちらも課題曲の精度がもう一つで、ここで郡山第二と差がついていたように思います。

真栄も、自由曲の鈴木輝昭「青」はいいと思いましたが、課題曲はもう一つ。それと、高音で天井の見えそうな声になるのが気になりました。

他にいいと思ったのは、豊春(埼玉)の自由曲、「ラプソディ・イン・チカマツ」の貳の段ですね。ただ、Nコンの自由曲の時間制限に収めるには大胆にカットしないといけないわけで、最後のほうの盛り上がる部分をばっさりカットしていました。それってどうなのかなあ。あの部分の百鬼夜行こそがこの曲の命だと思うのですよね。この部分があるが故に、どの団体も、辻先生を亡くされたときの大久保混声の演奏を決して凌駕できないと思っています。

課題曲は今年もポップスの編曲ものだったわけですが、なかなか難しいですね。合唱の枠組で評価できる曲だったという意味では良かったのですが、事前に何の知識もなかったので、いきものがかりの演奏を聴くまで、どういう言葉を乗せた曲なのか、分からなかったという…合唱だと言葉が伝わりにくいのは仕方ないので、ニュアンスでどう補うかが大事なのかなあ、と思うのですけど、気持ちを込めただけでは伝わらないし。

それで、来年もポップス(大塚愛)なんですか…どうなんですかねえ、この路線。

2 comments:

ピースうさぎ さんのコメント...

こんにちは。
私も賞としては納得のいく審査かと思いました。
ほかには個人的には神戸大学教育学部付属住吉付属が心に残りました。声はかなりばらつきがあったものの、表現意欲に心を奪われてしまいました。

Takeo Kunishima さんのコメント...

どうもですー
住吉ですか。確かに声のばらつきを覚悟の上(?)で、表現に重点を置いていましたね。関西関係者なんで、「会津磐梯山」は武庫川女子高の演奏を基準に考えてしまうんで、辛めの評価になってしまいます。
森瀬先生、初めてのNHK全国かもしれません。今後に期待という感じです。