2009年1月3日土曜日

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団120周年の太っ腹企画

昨年の今頃はiTunes Storeでクラシック全集大安売り祭りが起こって大騒ぎだったのに、今年は何事も起こらないなあ、がっかり…と思っていたら、今年は全然別のところですごい企画をやっていることを知りました。鎌倉スイス日記から知った情報です。

オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(The Royal Concertgebouw Orchestra, Koninklijk Concertgebouworkest, RCO)は世界屈指のオーケストラとして有名です。2008年のGramophon Top 20 Orchestra in the Worldの1位になってますよね(関連記事)。昨年の10月で創立120周年を迎えたようなのですが、それを記念して、彼らによる有名交響曲のライブ録音10編を無料でダウンロードできるようになっています(特集ページ)。RCO、オランダ国営放送のクラシック専門チャンネルRadio4AVROというオランダの放送局の共同企画のようです。

ダウンロードできる演奏のラインアップは以下の通りです。どれも、クラシック音楽ファンなら一度くらいは聞いたことのあるような有名曲ばかりです。
  • シューベルト:交響曲第8番「未完成」(Nikolaus Hanoncourt指揮、1997年)
  • ベートーヴェン:交響曲第2番(Mariss Jansons指揮、2004年)
  • メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(Kirill Kondrashin指揮、1979年)
  • フランク:交響曲(Mariss Jansons指揮、2004年)
  • マーラー:交響曲第1番(Leonard Bernstein指揮、1987年)
  • ドヴォルザーク:交響曲第8番(Carlo Maria Giulini指揮、1990年)
  • サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付」(Myung Whun Chung指揮、2005年)
  • シベリウス:交響曲第2番(Mariss Jansons指揮、2005年)
  • ブルックナー:交響曲第8番(Bernard Heitink指揮、2005年)
  • ブラームス:交響曲第2番(Mariss Jansons指揮、2004年)
早速全曲ダウンロードしました。いずれもMP3形式、ビットレートは320kbpsです。ダウンロードにはユーザ登録が必要です。RCOのメールマガジンへの登録になっているのではないかと思われるのですが、詳細は不明です。

ダウンロードしてみて気がついた点としては、次のようなことがあります。
  • どれも1曲が1つのMP3ファイルになっており、楽章単位にはなっていない
  • あらかじめ埋め込まれているMP3タグはほとんど情報なし
  • CDジャケットがPDFで配布されている。印刷して切り取るとCDプラケースにはめ込めるようになっている模様。CD-Rに焼いたら、ジャケット・裏ジャケットつきのCDができてしまう
なんとなく、記念CDをインターネット経由で配布しているというスタンスですね。iPodで聴くのを前提とするなら、MP3タグの編集は必須でしょう。さらに、曲をよくわかっている人なら波形エディタで楽章単位に切り分けたほうが幸せになれそうです。私はFissionで全部切り分けてしまいました。

企画の性格から考えて期間限定と思われますので、興味のある方はお早めにどうぞ。特集ページはすべて英語で用意されていますので、英語がある程度読める方ならほとんど迷うことはないと思います。