2008年1月20日

合唱音楽 聴いたり 弾いたり 振ったり blog

合唱音楽 聴いたり 弾いたり 振ったり blog

私のブログを読みに来られる方なら、和泉範之さんをご存知の方も多いと思います。合唱やピアノ音楽に関して膨大な作曲家・曲・CDリストをメンテナンスしておられる方です。私も同種のページを作ることを考えたことがあるのですけど、とても和泉さんほどのページはできそうにないので、あきらめてしまいました。

さて、和泉さんはこれまで「合唱を想う365日」「ピアノを想う365日」「音楽何でも365日」という日記を綴っておられましたが、この度、この日記部分をブログに移されました。

興味深い日記だったので、私はこれまでMyRSSというサービスを使って和泉さんの日記の更新をRSS化し、Google Readerを使って私のブログの横にブログロールとして加えていましたが、和泉さんの新しいブログもブログロールに追加しました。

「いやになっちゃったら、やめちゃって、元に戻しちゃうかもしれません(笑)」と書いておられますが、日記ならブログでやるほうがずっと楽ですよ。ぜひ続けてください。今後も楽しみにしています。

2008年1月14日

アルス・ポエティカ~音と言葉を縫いつける: 五つの母音の冒険 on YouTube

アルス・ポエティカ~音と言葉を縫いつける: 五つの母音の冒険 on YouTube

作曲家の長谷部雅彦さんのブログからです。昨年の全日本合唱コンクールの課題曲に、長谷部さんの作品「"U":孤独の迷宮」が採用されたのは記憶に新しいところです。この曲を含む組曲「五つの母音の冒険」は、昨年、長谷部さん自身の指揮で初演されました。

この初演のときの演奏を、作曲者自らYouTubeにアップしたということです。YouTubeですから、ユーザ登録なしで誰でも見ることができます。

私も早速一通り見ました。課題曲の「"U":孤独の迷宮」も含め、初めて聴いたのですが、なかなかおもしろい曲だと思います。私は、合唱の持ついろいろな側面のうち、音の重なりから作られる響きが一番好きで、いいメロディーよりもいい響きのほうがずっと重要だと思っています。この曲の持っている響きは、あまり日本の合唱曲っぽくなくて、おもしろいと思いました。

この曲、案外、海外の人のほうが興味を持つかもしれませんね。その意味で、ニコニコ動画でなくYouTubeというのはいい選択肢ですね。あとは英語のコメントをちゃんとつけて、海外の人にアピールするといいかも。

2008年1月5日

コロムビアも安売りダウンロード販売、しかし

もう一つ、クラシック絡みのダウンロード販売の話。年明けに、コロムビアミュージックエンタテインメントがクラシックなどのダウンロード販売の値引きをするという話が報じられました。以下、朝日新聞の報道から引用します。

コロムビアミュージックエンタテインメントは来年1月1日から、インターネット音楽配信で、1曲あたり税込み31円で最大500曲を販売する。通常は1曲 税込み105円で、7割引きの「お年玉」価格。同社は約100年の歴史がある老舗(しにせ)で、旧譜を多く持つ。ネット販売では人気がいま一つのクラシッ クなどを売り込む。
ここまで読んで「おお、やるやん!」と思ったのですが、
今回の企画は、携帯電話向け配信サイト「モバイルコロムビア」(http://m.columbia.jp/)で曲の一部を聴ける「着うた」でのサービス で、当面3月末まで。
ここを読んでがっくりしました。着うたで、しかも期間限定ですか…Deutsche Grammophonの価格破壊全集を知った後だったので、積極性の違いの大きさを強く感じさせられました。

コロムビアミュージックエンタテインメントのサイトを見ると、秋川雅史の「千の風になって」を持ってます。これは結構売れるかもしれません。でも、一般的にクラシックが着うたで売れますかねえ?CDを含めたクラシックの購買層って、年齢層がやや上のイメージがあります。お金を払ってまでケータイの着信音を自分好みにカスタマイズしようとするかなあ。私はしないと思うし、周辺の同世代の友人を見ても、しないような気がします。着うたの購買層とずれている気がするんですよね。

Deutsche Grammophonの向こうを張って、インバルのマーラーの全集を安価でiTunes Storeに出してもらったほうが、よほど売れそうな。

2008年1月3日

Deutsche Grammophonの全集ものの価格がすごい

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さて、年明け最初の投稿はまたまたDeutsche Grammophon絡みになりました。といっても、今度は「よくやったDG!」という感じの話です。

iTunes Storeでは、クラシック音楽は非常に割安感があります。アルバム1枚に収録されている曲数が多いけれどもアルバム全体の価格はポピュラーと同じく1,500円であること、NAXOSやelatusなどのレーベルがアルバム1枚800〜900円といった価格をつけていること、などが理由です。そんな中、昨年の12月くらいから、さらに価格破壊が起こりました。

Deutsche Grammophonがいくつか全集を出しました。私が発見できているのは以下のようなものです。

  • モーツァルトの交響曲全集(ベーム指揮ベルリン・フィル)
    Berliner Philharmoniker & Karl B?hm - Mozart: 46 Symphonies
  • ベートーヴェンの交響曲全集(アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団)
    Chamber Orchestra Of Europe & Nikolaus Harnoncourt - Beethoven: Symphonies
  • ベートーヴェンのピアノソナタ集(ウィルヘルム・ケンプ)
    Wilhelm Kempff - Beethoven: The Piano Sonatas
  • ベートーヴェンのピアノソナタ集(バレンボイム)
    Daniel Barenboim - Beethoven: The Piano Sonatas
  • ブラームスの交響曲全集(カラヤン指揮ベルリン・フィル)
    Berliner Philharmoniker & Herbert von Karajan - Brahms: The 4 Symphonies
  • ブルックナーの交響曲全集(カラヤン指揮ベルリン・フィル)
    Berliner Philharmoniker & Herbert von Karajan - Bruckner: 9 Symphonies
  • マーラーの交響曲全集(アバド指揮)
    Claudio Abbado, Jessye Norman & Wiener Philharmoniker - Mahler: 10 Symphonien
  • ドヴォルザークの弦楽四重奏曲全集(プラハ弦楽四重奏団)
    プラハ弦楽四重奏団 - Dvor?k: The Complete String Quartets
これらの全集、なんと、いずれも価格が1,500円に設定されているのです。CDの全集のことを考えると、あり得ないくらい安い。最も極端なモーツァルトの交響曲全集だと、収録曲数は215(楽章を1曲とカウント)。CDの全集は12枚組で32,000円だったそうです。それが1,500円。1曲あたり7円程度という凄まじい価格設定です。しかも、どれも(新しいとはいえないものの)定評のある演奏です。最初に見た時は何かの間違いかと思いましたが、いまだにそのままであるところを見ると、本気でこの価格で売っているようです。Deutsche Grammophonよくやった。

モーツァルトがiTunes Storeクラシック部門での1〜2位あたりにいるのを始め、どれも100位以内にランクインしています。私も、ベームのモーツァルト、ケンプのベートーヴェン、プラハSQのドヴォルザークは迷わず購入しました。他のは演奏がもう一つ好みではないので見送っていますが…

クラシックのように著作権関連の制限が緩い場合、こういう価格設定でも利益を出せる場合があるということなんでしょうかね。Deutsche Grammophonはまだ全集の音源を持っていると思いますし、これが当たったとなったら他のレーベルも検討するでしょう。というわけで、この手の企画はまだ出てきそうな気がしています。

ちなみに、今回の件で、私もいまだCDの呪縛、74分の呪縛にとらわれているんだなあ、と改めて気づかされました。ダウンロード販売の場合、物理メディアにとらわれず自由にアルバムを企画構成していいはずなんですよね。だから、今回の全集のように、CDではあり得なかった企画だってあっていいはずです。頭では分かっていても、やっぱりどこかで、74分を1単位として商品(アルバム)を見てたようです。これは別の意味で収穫でした(自分がアルバムを企画構成する訳ではありませんが…)。