昨日chorus_maniaさんという方から、「新たに "タダタケ" データベースを作成したので、リンクを張ってほしい」というメールをいただきました。従来のページの管理人とは違う方です。
今回のデータベースで特徴的なのはwiki(ウィキ)というスタイルを取っていることです。ピンと来ない方は、Wikipediaを思い出していただくといいと思います。誰でも内容を編集することのできるサイトです。つまり、管理人だけがメンテナンスをするのではなく、みんなで少しずつ情報を持ち寄って、データベースを共同で作っていこう、という試みであるわけです。
知識やノウハウを蓄積することが目的のサイトの場合、wikiはうまくいきやすいです。実際に海外のWikipediaでは作曲家の作品データベースのページなどもありますし、Choral Public Domain Library (CPDL)やInternational Music Score Library Project (IMSLP)もwikiです。Wikipediaでは、嘘が混じっているとか、立場の異なる人による書き換え合戦などが問題にされることがありますが、嘘問題は知っている人が直せば良いわけですし、知識やノウハウ蓄積型のサイトではその性格上書き換え合戦は起こりにくいです。
ですから、今回のデータベースもうまく発展する可能性はあります。ただし、そのためにはいくつか条件があります。まず、大勢の人が内容のメンテナンスに参加してくれなければなりません。これはwikiというシステムの性格上、欠かせません。次に、内容のチェックを誰がするのか、という問題です。これにはページに書かれた情報そのものだけでなく、ページ構成なども含まれます。従来のWWWというのは、管理人が編集者であって、情報を編集していたわけです(ここで言う「編集」とは、松岡正剛のいう「編集」の意味であり、すでにある情報を加工して新たな価値を生み出すことを言います)。だから、全体として秩序がとれていた。wikiにする場合、しかも本当に誰でも書き換えることのできるwikiの場合、編集者があいまいで、その結果秩序が取れにくくなる可能性もあります。
まあともあれ、情報が集まるほどデータベースの価値は高まります。多田武彦に関する情報をお持ちの方、新生 "タダタケ"データベースにお持ちの情報を書いてみましょう。あなたのちょっとの労力が、みんなの幸せに繋がるかもしれないのです。
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