先日Sveriges Radio P2で聴いて以来、この曲がしょっちゅう頭の中で鳴っています。
スウェーデンの作曲家、アルヴェーン(Hugo Alfvén)の合唱曲で、現地ではほとんど愛唱曲の扱いになっているようです。iTunes Store で探してみるとポップスに編曲されたものがいくつも見つかりました。合唱をやっている人だけではなく、国民的な愛唱歌のような感じです。
前からいい曲だとは思っていまして、手元にもオルフェイ・ドレンガー(Orphei Drängar)やアクサントゥスなど、いくつかの団による音源があります。しかし、今回聴いたスウェーデン放送合唱団の演奏はテンポ感や音量を含めた緩急の付け方が絶妙で、今持っている音源の中でもベスト1の演奏だと思いました。緑に覆われ花が咲いている草地の丘に、柔らかい風が吹いてきて花を優しく揺らす、そんな情景の浮かぶ演奏でした。
このブログを書くにあたって、どんな詩なんだろう…とGoogle検索してみたところ、ヴォーカルアンサンブル《EST》の練習ノートに行き当たりました。恋の歌なんですね。今回聴いた演奏は、その優しい情感の部分に焦点をあてたものだったわけです。それにしても、たった2分半ほどの曲で、言葉も分からない人に的確に情景を伝えられるスウェーデン放送合唱団の力量には驚くばかりです。
iTunes Storeにある合唱の音源でお勧めなのはオルフェイ・ドレンガーとアクサントゥスです。アクサントゥスはいい響きを出しているのですが、調性が少し違うみたいで、全体に寒色系の響きがします。スウェーデン放送合唱団の演奏を聴いてしまうと、もうちょっと暖色系にしてくれたほうがいいなあ、という感じがしますね。オルフェイ・ドレンガーは、たぶんスウェーデン放送合唱団のと同じ調性で、いい感じです。2つ演奏がありますけど、私はテンポ感の点でRobert Sund指揮の新録音のほうが好きです。
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