イギリスBBCのインターネットラジオBBC Radio 3の中に "Choral Evensong" という番組があります。イギリス各地の教会の聖歌隊による教会音楽の演奏を流しているのですが、興味深いことに、実際にミサを行い、その中で詩編やアンセムを歌っていきます。それを生中継しているのです。
以前からこの番組は知っていたのですが、ふと気が向いて、ちゃんと聴いてみました。今週は the London Festival of Contemporary Church Music からのライブでした。合唱もまあまあうまくて、結構楽しめました。が、それと同時に、いろいろ考えるところがありました。
それは、どんな作曲家の教会音楽であっても、テキストと様式が合いさえすれば教会典礼の枠組に収まりうるということ、そして、それを自然だと思う人がかなり大勢いる(少なくともこの番組のスタッフ、聖歌隊、そしてリスナ)ということです。この日のプログラムは私も聞いたことがない作曲家ばかりでしたが、日によってはハウエルズみたいな有名どころの曲も演奏されます。それでも収まるところに収まる形でプログラムが組まれているわけです。
教会音楽の裏側にこういう精神性があることは頭では理解していても、このようにはっきりした形で精神性を見せられると、理解が浅かったよなあ、と認識させられます。キリスト教徒ではない自分が教会音楽を歌うというのはどういうことか。ずっと考えていかなければならない問題です。
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